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テラーメイトとウェールズ

1 Oct 2019 ブログ

テラーメイトとウェールズ

ラグビーW杯、盛り上がっていますね!
28日の日本対アイルランド戦での日本の大金星に続き、29日には優勝候補ウェールズ対オーストラリアが激突。オーストラリアの猛攻をウェールズが制し、組首位通過に向けて大きく前進しました。
弊社社員もウェールズ戦に駆け付け、ウェールズチームの応援をしてきました。
11月2日のファイナルまでスポーツニュースから目が離せない日々が続きそうです。テラーメイトがイギリスの会社だというのは知っている方も多いと思いますが、テラーメイトの本社が南ウェールズのニューポートにあることをご存知の方は少ないのではないでしょうか。ニューポートは、ロンドン・ヒースロー空港から車で約2時間ほどのところにあります。ニューポートは炭鉱街として発展した街で、歴史的には、労働者階級を主体として展開された民衆運動(チャーティスト運動)でも有名です。90年代のブリットロックが好きな方でしたらば、ウェールズ出身のロックバンド「Manic Street Preachers」のギタリストであったRichey Edwardsが失踪する直前に最後に目撃されたのがニューポートだったりもします。Wales vs Australia

 

英国エリザベス女王賞も受賞した現金カウンター

そんなウェールズのニューポートで生まれたのが、全世界でお使いいただいているテラーメイトの現金カウンターです。
約40年前のある日、テラーメイト創業者のエドガー・ビス氏はウェールズの銀行で、銀行の窓口係が大量の紙幣を数えては間違え、また数え直すのを、辛抱強く待っていました。「機械で現金を数えられれば、銀行員がより早く現金を計数でき、窓口の混雑も解消するのではないか」と考え、重さで現金を計数する技術を世界で初めて発明し、その技術が現在の現金カウンターを形作りました。
以来約40年に亘り、テラーメイトの現金カウンターは、北米、イギリスを含むヨーロッパ、日本を中心に世界の小売店、飲食店、銀行、宿泊施設、医療機関など、現金を扱うすべての業種でご愛顧いただいております。
生産拠点をアジアに移す企業が多い中、テラーメイトは今でも製造開発を一貫してウェールズのニューポートで行なっています。Made in Walesの工業製品は日本ではなかなか見かけないのではないでしょうか。
2002年には、これらの功績を認められ、英国エリザベス女王賞(国際取引:輸出部門)も受賞しているテラーメイト。
日本では、大手コンビニエンスストア様を中心にご導入いただいていますが、一般にはまだまだまだまだ知られていないため、「本当に重さでお金が測れるの?」「正確なの?」と聞かれることも多いです。
元々銀行用に開発された機械ですので、現金を正確に計数できなければご採用いただけません。
日本では小売店での導入が主ですが、イギリスでは今でも銀行の窓口で使用されているんです。

在日ウェールズ企業の先駆けとして

9月30日に、ウェールズ主席大臣マーク・ドレイクフォード氏およびウェールズ貿易使節団の来日を記念し開催された、駐日英国大使主催のレセプションに、テラーメイトはウェールズ企業として参加しました。
短時間ではありましたが、ドレイクフォード首席大臣とも弊社の業務についてお話をさせていただきました。
多くの日本企業がウェールズとのビジネスを行なっていますが、ウェールズの企業が日本でオフィスを構えるケースはまだ少ないのが現実です。テラーメイトは、日本にオフィスを構えるウェールズ企業の先駆けとして、これからもウェールズと日本の架け橋となり、ウェールズで生まれた現金カウンターを世界に広めるべく努力していく決心です。ラグビーワールドカップでウェールズ代表を見る際は、お使いのテラーメイトの現金カウンターの裏にプリントされているウェールズ国章の赤い竜(ア・ドライグ・ゴッホ)を見ながら、テラーメイトの現金カウンターがウェールズのニューポートから来ていることを思い出してみてください。

 

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