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作業の標準化という観点から見たレジ点検

31 Oct 2019 ブログ

経済産業省の広報サイト「METI Journal」では、10月、11月に政策特集として「標準化」に焦点をあてています。企業の規模を問わず、標準化が進められていますが、今月はテラーメイトも、レジ周り作業の標準化活動に注目してみました。

作業の標準化できていますか?

テラーメイトの導入を本部の方が検討しても、店舗スタッフの方が「手で数える方が早いです」と突き返してしまうことがたまにあります。レジ周り作業の標準化
手数えの方が機械より早いとは、相当のベテランさんだなぁと思うのですが、よく見ていると、隙間時間にちょこちょこと紙幣を10枚ずつに束ねたり、小銭を抜いてケースに入れ替えたりと、多くの時間を現金に触れながら過ごしていらっしゃることがわかります。

総時間にすると、相当な時間を現金の計数や整理に充てているのですが、隙間時間なので、実際の点検・精算時間には組み込まれていません。
そのため、いざ点検・精算作業の際は、「(もう半分以上計数準備は終わっているので)手で数えたほうが早い」という結論にいたっているようです。

実際には、決まった時間にまとめて現金計数器を使用して計数する方が、短時間で済むはずです。
レジ点検の前段階のちょこちょこ計数作業をストップウォッチで測りながら、本当に手数えの方が早いか確認してみると、大抵数分の違いが出てきます。

作業の標準化という観点から見たレジ点検

「手数えが早い」スタッフさんがいるのは素晴らしいことですが、手数えが早くできる人ばかりではありません。
何度も数え直して、20分、30分とレジ点検に時間をかけるスタッフもいます。
同じ業務を行っても、作業時間はバラバラです。一般的に、仕事が早く有能なスタッフには、多くの業務が集中しますが、各スタッフの給与レベルはほぼ同等のため、マネージャーが気付かぬ間に、有能なスタッフの士気は下がっていきます。
作業時間の基準を設けないことには、スタッフの正当な評価も難しくなります。
テラーメイトは、作業の標準化が、店舗運営にとって非常に重要だと考えています。紙幣硬貨計数機を使うことで、レジ点検が1分でできるのであれば、レジ点検の標準作業時間は1レジあたり2分以内と規定し、各スタッフに周知徹底しましょう。
明確に標準作業時間を設定することで、各スタッフが行う作業がより均一に割り振られ、作業の公平性が保たるだけでなく、人材評価を適正に行うことができます。

 

店舗に任せきり、にしない

レジ点検や現金管理方法を各店舗に任せきりにしていませんか?現金があちらこちらに分散して保管されていたり、コインカウンターなどを使用したレジ点検中に現金が長時間レジの外に放置されている状況になっていませんか?
日本は比較的安全ではありますが、誰がどこで、現在の運用方法を見ているかわかりません。
忙しい店舗現場は、目の前の作業をこなすことに精一杯で、セキュリティ面への配慮までは難しいのが現状です。
テラーメイトを使用しない理由の一つに、「レジが一台しかない。来客が多く、点検時間を取ることができない」とおっしゃるスタッフの方もおります。対策として、点検時に使える釣り専用小口現金を用意してはいかがでしょうか。一時的にレジを閉め、2分以内にドロア内現金を点検します。その間来客があった場合には、通常通りレジを打ちますが、小口現金から入出金をします。
レジ点検終了後に小口現金を計数することで、レジが1台のお店でもテラーメイトを使用してスムーズに点検作業を行うことができます。
このような対策を行うことで、現金が長時間レジの外に出ている状況を防ぐことができます。忙しい店舗の現場では、対策や対応を編み出す時間がないため、店舗運営担当部門が対応策を提示していく必要があります。

テラーメイトの現金カウンターを使用して、レジ点検やレジ精算作業を標準化しながら、現金がドロアの外に長時間出ている状況を改善し、セキュリティリスクを低減しませんか。

 



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