飲食店を運営する上で、二の次にしてはいけないのが現金管理です。
忙しい現場でアルバイトさんやパートさんなど、複数の方がレジで現金の出し入れをする中で違算金が発生しやすい環境が作られます。
実際の売上金額と、レジ内の現金合計金額が合わないのはスタッフにとっても、経営する側にとっても負担になります。
違算の発生を減らすには、お店として現金管理に力を入れているという姿勢を示し、スタッフに現金にかかわる作業の重要性を自覚してもらうことが重要です。
「機械を導入するほど現金はない」「それほど困っていない」と言う声も聞かれますが、人手不足が深刻化する中、事務作業の一つである現金管理にかかる時間を減らし、
実務的・心理的な負担を軽減することは、人材確保という観点からも重要です。
まずは、１カ月にどれくらいの時間と人件費が接客以外の作業にかかっているか計算してみることからはじめませんか？
レジ金が合わなくて、何度も数え直すうちに２０分、３０分と時間は過ぎていきます。
時給１０００円のスタッフが、２０分かけてレジ点検を１日２回行うと、月に約２万円の人件費がレジ点検作業にかかっていることになります。
年間で２４万円です。
お店によっては１日に複数回レジ点検をするかと思いますが、どれくらいの人件費がかかっているでしょう。
店舗での作業を人件費に換算してみてください。
どの作業にいくらがかかっていて、それを改善するためにはどのようなソリューションが合うのか、まずは書き出してみることが大切です。
慢性的な人材不足が問題になっている飲食業界で、どのように人材を確保しながら、運営効率を上げていくか、様々な角度から検討してみることが重要です。
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